【レビュー】新リリースPC録画ソフト、EaseUS RecExpertsを使ってみた

はじめに

まず、この記事は、EaseUSからレビューの依頼を受けて書いている。
執筆の依頼が来たときは、正直、詐欺の類じゃないのかと思ってしまった。なぜなら、このブログを運営してから約半年、依頼を受けたのは初めてだったからだ…。

でも、相手は企業だし、無名の個人ではない!
信用度で言ったら、異世界攻略班の当ブログよりも当然に格段に上である!yes!
しかも、第一に、執筆依頼が来たのは素直に嬉しい!!

…というわけで、今回は執筆の依頼を引き受けてみた次第だ!
まだまだ若輩者のエンジニアだが、早速レビューしていこうと思う。

EaseUS RecExpertsとは何か

さて、早速、「EaseUS RecExperts」に書いていきたいところだが、まずは「EaseUS」について見ていこう。

EaseUSとは

EaseUSが取り扱うソフトウェア

『EaseUSは、2004年に創設され、データ管理領域に特化したソフトウェアのリーディング開発会社として、お客様にデータリカバリ、データバックアップ、パーティション管理、システム最適化など使いやくて効果的なソリューションをご提供しております』

https://jp.easeus.com/

一言で言うと、データ管理に特化した企業。中国四川省に本社を構えている。
データ管理というと、企業にとって重要な顧客情報や取引情報とか、個人情報を適切に取り扱うこと。下手すれば企業の信用問題にも関わる重要な部分だ。

昨今セキュリティの隙をついたサイバー犯罪が多いが、個人・企業の大切な情報を預かる特性上、信用が無ければ任せられない分野。
それでいて、EaseUSは、「EaseUS Data Recovery Wizard Professional」で、第33回Vectorプロレジ大賞のバックアップ&復元部門賞を受賞。また、データ復旧ソフトの「EaseUS Data Recovery Wizard」では、2018年第30回Vectorプロレジ大賞の特別賞を受賞し、過去にも何度か受賞されている。客観的な人気や信用なしに、このような功績は有り得ない。
日本国内の主要取引先は、アマゾンジャパン株式会社、楽天株式会社、株式会社ベクターといった企業が名を連ねており、グローバルにも展開しているようだ。

EaseUS RecExpertsとは

概要

EaseUS RecExperts

んで、「EaseUS RecExperts」は新しくリリースされた、無料PC録画ソフト有料版も有り)。
画面中の内容を、なんでも1クリックで簡単に録画することができるようだ。

新しくリリースしたということなので、データ管理を主にやってきて企業のソフトとして、ちょっと期待している。

有料版の価格について

無料版もあるが、長く使う場合には有料版を使用したい。
1ケ月を購入するぐらいなら、まず無料版を試してみてから、永久ライセンスが良さそうだ。
8390÷12(一年)だとしても、一月辺り700円程度。サポートも受けられるので、高くはない。

ライセンス

Q&Aでは、万が一返金ポリシーに該当する場合には、30日以内であれば返金もしているようだ。
あくまで返金ポリシーに該当する場合なので、その辺りは予め留意しておく。

返金ポリシー

ダウンロードの手順(体験版)

というわけで、まずは使ってみないことには始まらない。
フリー版から使ってみる。
無料体験をクリックすると、すぐにダウンロードが始まる。インストール自体は特に設定を変更することは無い。問題無ければ、内容を読んで「次へ」をクリックしていく。

こちらから、体験できる

セットアップに使用する言語を選ぶ。日本語で良い。

言語を選択
「次へ」をクリック
次へをクリック

インストール先の指定。問題無ければ次へ。

ダウンロードに手こずることはないだろう。

これでダウンロードは完了

実際に使ってみる

ダウンロードもできたので、実際にソフトを使いながら、諸々のポイントや機能をまとめていきたい。

まず、比較のために、これまでに自分が使ったことのあるソフトは、EaseUS RecExpertsの他に、アマレココやOBS Studioだ。どちらもフリーソフト。

アマレココ(無料版)との比較

アマレココのフリーソフトは、難しい設定も無く、録画の動作もスタートとストップを押すだけという感じで、直感的に操作ができる。自分がyoutubeなどで、動画を投稿しようと考えたときに最初に使ってみたのが、アマレココだった。今でも使っているが、基本的に画質は良くない。無料版ではウォーターマークが出てくる
一番の懸念事項は、ファイルサイズが膨大だということ…。たしかに、時間は無制限だが、容量が大きいので録画時間は長くても10分ぐらいにしている。
しかし、直感的に使えるのが、アマレココのメリットだと思う。操作自体は難しくない。主に自分は動画投稿用として使っていた。

OBS Studio(無料版)との比較

最近は実況配信も始めて、ゲームの配信で使えるソフトを探していたのだが、そのときに見つけたのがOBS Studioだ。
OBS Studioはアマレココとは違い、直感的な操作という感じではない。配信にも対応しているということで設定を細かく変更できるが、初心者にはとっつきにくいかもしれない。自分も一応配信で使えてはいるが、理解しているかというとそうでもない。
しかし、一度使い方が分かれば結構使いやすいし、無料とは言え、録画機能も兼ね備えているし、ウィンドウキャプチャ、画面キャプチャ、ゲームキャプチャなど用途に応じて使い分けることが可能だ。
ウォーターマークは表示されない。画質もまずまずで、この点はアマレココよりも良い。ファイルサイズも思ったより大きく無いので、総合的にみればOBS Studioの方がアマレココよりも良いと思う。

EaseUS RecExperts 体験版について

というわけで、以上他のソフトも念頭に置いた上で、そこまでキャプチャソフトを使い慣れているとは言えない立場(初心者)から、EaseUS RecExpertsを見ていきたい。

体験版と完全版との比較

無料版と有料版があるので、とりあえずはまず無料から体験してみよう。以下が、その内容だ。

体験版と完全版との比較

体験版だと制約がある。

・録画時間は「2分間
・ウォーターマーク表示
・動画編集不可、圧縮不可

無料版なのだから、ウォーターマーク表示や動画編集不可とかは別に問題無い。気になるのは、録画時間が2分間だけということ。2分間って、ゲーム動画作るとなると、ポイント絞ってキャプチャしないといけないし、結構大変な気がする…。用途によっては、この制約は厳しいかもしれない。

実際に起動後の画面を見ていく。ダウンロード後は、簡単な操作方法の説明が出てくる。

んで、これがキャプチャの操作画面。
印象としては、直感的で分かりやすいUI。範囲が表示されているので、どこを録画するのかも一目で分かるようになっている。初心者には使いやすそうだ。

範囲録画。範囲を好きなように指定できる

機能はおおまかに、「画面録画」「録音」「ウェブカメラ録画」「ゲーム録画」となっている。

「画面録画」「録音」「ウェブカメラ録画」「ゲーム録画」

画面録画

画面録画は、「フルスクリーン」「範囲を選択」「固定の領域」「ウィンドウを指定」から選べる。画面の全体を見せたいならフルスクリーン、範囲を指定して録画したいなら、範囲選択や固定の領域を選べば良い。
操作は簡単なので、範囲を選んだら早速「REC」を押してみる。

録画範囲を指定する

まだ体験版なので、「試用する」をクリック。録画が始まった。

体験版の場合
範囲指定で録画してみる

右下にペンの記号がある。これはアノテートで、録画中に文字を書いたり、テキストを表示させたりなど効果を加えることできる。何か解説動画を上げたいときには、こういったツールを使いながら録画するのも良いだろう。スクリーンショットも撮れる。

アノテートの使用

録画を終了すると、録画リストに動画が表示される。
右クリックか下のメニューをクリックして、動画に対して行う操作を選ぶ。

録画リスト
右クリック
左から順に、「プレビュー」「圧縮」「編集」「共有」「削除」「フォルダを開く」
youtubeなどで共有もできる

体験版では、圧縮や編集が使えないが、編集などは別ソフトで行うので問題無い
録画した動画を確認したい場合には、プレビューを押す。動画の画質は無料でも、まずまずだ
ウォーターマークはやっぱり邪魔かな。まあ、でもその辺も編集でどうにでもなる。
やはり、2分間という制約がちょっと気になる…。

動画の編集。有料版なら使える

あとは、サウンドを変えたり、ウェブカメラ押したらPC付属のカメラで録画する感じ。
使用用途にもよるので、なんとも言えないが、自分としては範囲録画を使用するかなあという印象。

サウンドの設定
ウェブカメラ設定

それと、画面録画で、「ウィンドウを指定」の場合には、以下のような感じ。
①録画したいソフトを開く
②「ウィンドウを選択」をクリックしてソフトを指定
③「REC」をクリックして録画を開始
このような手順になる。

このウィンドウをどう動かそうと、最小化やサイズを変更したり、画面を切り替えたりしなければ、勝手にウィンドウを追跡して録画してくれる。これが「スクリーンレコーダー」機能だ。
試しに、録画中にウィンドウを移動させてみたが、ちゃんと録画されていた!

ポイントを絞って録画したい場合には、ズーム機能スポットライトレコードが使える。

スクリーンレコーダー
ウィンドウ指定
右上に「ウィンドウを指定した」と出ている。追跡してくれる機能
スポットライトレコード機能
ズーム機能
ここまでのまとめ

・体験版だと録画時間は「2分間
・ウォーターマーク表示(体験版)
・動画編集不可、圧縮不可(体験版)
直感的に分かりやすいUIなので、初心者にも扱いやすい
・機能はおおまかに、「画面録画」「録音」「ウェブカメラ録画」「ゲーム録画」
・便利なスクリーンレコーダー(ズーム、スポットライトレコード、ウィンドウ追跡機能)

ゲーム録画

さて、次は、ゲームを録画する場合を見ていこう。

設定については、フレームレートを変更するぐらいで、基本的な使用方法は画面録画と同じだ。
フレームレートは自身のPCの性能に応じて変えてほしい。30で良いと思う。
ビットレートは1500kbpsから2500kbps程度で調整する。

フレームレート

早速、RECを押して録画していこうと思うが、まず一時的に管理者権限を要求される。
ソフトの起動で、ユーザーアカウント制御のダイアログボックスが表示されるので、「はい」をクリック。すると、ソフトが再起動。

ゲーム画面をキャプチャするには、実際にゲームを起動していないといけないので注意
また、対応していないゲームもあるようなので、それは自分で試してみるか、EaseUSに直接聞いてみることをおススメする(→ サポートセンター)。
対応している場合には、以下の通り、F7と表示され、録画の準備が出来たことを教えてくれる。
ここの設定はレートをいじったぐらいで、後は特に何も変更していないので、設定自体は非常に簡単だ。
画質もそこまで悪くなく、設定も簡単なので、使いやすそうではある。
試しに、FORTNITEでやってみたが、F7で録画を開始すると、うまくキャプチャ出来ていないと画面が真っ暗になったので、その場合には再度ソフトを起動し直したり、直接RECを押したら上手くいった。

対応している場合には、F7と表示される

Windows10で簡単にゲームを録画する方法は、こちらも参照してみると良い。
→cf, [無料]Windows10で簡単にゲームプレイを録画する方法(2020/09/18最終閲覧)

全般的な設定

今ままでは録画機能ごとに設定を見てきたが、全般的な設定を変えるにはどうするかというと、RECボタンの上に、歯車のアイコンがあるので、そこから設定を変更できる。
ここの設定は、単に画面を録画するという使用方法ならデフォルトのままで問題無いと思う。
ゲーム録画するとかレートを変えたいとかいう場合には、適宜変更すれば良いだろう。

歯車のアイコンは「設定」
設定画面

総評(まとめ)

というわけで、実際に使いながら機能を見てきたが、以下まとめになる。

●良いところ

直感的に操作が分かりやすいUI
手軽なので、初心者にも使いやすい

●微妙なところ

・体験版は「2分間」の制限がある
ゲーム録画に関しては、上手く録画できない場合がある

EaseUS RecExpertsを実際に使ってみた感想としては、直感的に操作が分かりやすいUIが好印象
画面録画に関しては手軽なので、初心者にも使いやすいと思う。
ただ、ゲーム録画に関しては、個人的には別ソフトの方が正直良いかなあと思ってしまった
体験版は2分間の制限があり、限定的な使用用途にしか向かないので、
ウォーターマークや時間を気にせずに使いたい場合には、有料版を購入するのも十分アリだと思う。
あくまで録画機能なので、編集関係は別ソフトで行うことになる。
トータルでは、PCでゲームを録画したり、画面録画してすぐに編集したいという場合には、お手軽なソフトだと思った。

異世界攻略班からは以上です。

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Posted by 異世界攻略班