【iMyFone】リアルタイムで、ボイスチェンジ!AIボイスチェンジャー「iMyFone MagicMic」レビュー

iMyFone MagicMic

こんにちは!ミラです。

以前は毎日のようにYouTubeやTwitchでゲーム配信してたのですが、最近は配信頻度がガクッと減ってしまいました。Apexは今でも配信しているので、見かけたら声でもかけてやってください。今だとFFXIVもプレイしてます!

さて、ボイスチェンジャー関連の記事執筆は、これで2度目になります。前回は、「EaseUS VoiceWave」をレビューしました。ボイスチェンジャーが初心者の方のために、ざっくりボイスチェンジャーについて説明してますので、そちらも併せて確認すると良いです!一応、引用だけしておきます。

ボイスチェンジャーは英語でVoice changerで、そのまんまの意味ですが、音声を加工・変換するものを指します。変声機の方がイメージしやすいでしょうか。アニメを観る方ですと、名探偵コナンで使われる「蝶ネクタイ型変声機」なんかが思い浮かぶのではないかと思います。

ボイスチェンジャーとは?(2023-12-11更新)

AIボイチェンのニュースで個人的に気になってたのは、Parakeet Inc.でお馴染みの「ずんだもん」ですね!ParakeetVCでずんだもんになりきれるというもの。

ゲーム実況でマンネリを感じていたり、新しいことに挑戦してしてみたい!と思ってたり、そもそも可愛いキャラクターになりきりたい!っていう想いは、一度くらい誰もが抱いたことがあるのではないかと思います!

前置きが長くなりましたが、今回はそんな想いに応える、リアルタイムで音声変換できる、AIボイスチェンジャー「iMyFone MagicMic」をレビューしていきます!
(*今回は、Windows版を想定しています。

リアルタイムで手軽にボイスチェンジ!「iMyFone MagicMic

  • 200個以上AI音声フィルタを使用!
  • 300+効果音150+ボイスミームが自由に再生可能!
  • ゲーム通話ソフトで手軽にボイスチェンジ!

公式URLはこちらです↓ https://jp.imyfone.com/voice-changer/

*iMyFone JapanのYouTube公式チャンネルには、機能別におすすめ動画がアップされています。

iMyFoneについて

iMyFone(Shenzhen iMyFone Technology Co., Ltd.)は、中国の深圳市に本社を置く企業です。

2015年に設立され、代表的なソフトは「iMyFone D-Back」「iMyFone Umate Pro」「iMyFone AnyTo」などとなっています。データ転送、データのバックアップと復元、スマホのロック解除といったソリューションで強みがあるようです。他方、動画編集ソフトなども手掛けています。

なお、今回紹介する「iMyFone MagicMic」は2021年にリリースされています。

ちなみに、公式ページのimyfone.comは、CLEVERGUARD TECHNOLOGY CO., LIMITEDが運営しており、香港、ロンドンにオフィスを構えているようです。

簡潔に「iMyFone MagicMic」の評価

時間が無い方のために、簡単に「iMyFone MagicMic」の評価を述べておきます。

「iMyFone MagicMic」の良いところは、とにかく手軽に始められるという点。操作性も簡単なので初心者にもオススメできます!

逆に微妙な点は、ボイスの遅延デフォルトの設定では限界があるところ。細かいカスタムをするには、やはり有料版を検討することになるでしょう。

インストール

それでは、実際に使っていきましょう。早速無料ダウンロードから始めていきます!
(参考までに、使用したPCのスペックを記しておきます。Core i7-11700, GeForce RTX 3070 8GB)

2024/1/27時点で、最新バージョンは5.8.0となっています

ダウンロード

「無料ダウンロード」をクリックすると、すぐにダウンロードが開始されます。

*一見高評価レビューが多いようですが、基本的にレビューはサイト側でいかようにも操作できますので、まずはご自分で試してみることをおすすめします!

iMyFone使用許諾所を確認して問題無いならチェックを入れ、インストールします。

「使用許諾書」を確認します
数十秒でインストール完了します。「隠す」ボタンの意味がよく分からない
インストール完了です
「今すぐ開始」を押して、始めます

「今すぐ開始」をクリックすると、Windowsセキュリティのファイアウォールで、パブリックネットワークとプライベートネットワークのどちらを許可するか選択します。Windows11ではパブリックネットワークが推奨されますので、特に問題なければこちらを選択します。

設定 > ネットワークとインターネット > イーサネット

初期セットアップ

ヘッドフォンの接続

ソフトが起動しました。ここからはチュートリアルに入ります。まずは、お持ちのヘッドフォンを接続しましょう。

ヘッドフォンの接続

マイク、ヘッドフォンの調整

次にマイクをオンにし、何か話してみて、マイクとスピーカーが反応するか確認します。反応があれば、ヘッドフォンから自分の声が聞こえてくるので、適宜音量を調整してください。ノイズキャンセリングも使えるので、ノイズが気になるようなら、こちらも調整します。

マイクの接続確認と音量調整

私の場合にはここまでスムーズに設定できていますが、もしかすると、マイクが反応しないなど問題があるかもしれません。その場合には、tipsをクリックしてください。

トラブルが起きたらtipsを確認すると良い

「マイクが認識されない」「マイクの音が聞こえない」等の問題への解決策が提示されます。まずはこちらを試してみて、それでも解決できない場合には、サポートを受けましょう。

問題と解決策が確認できる

公式ページは勿論、Discordでもサポートが受けられるようです。普段Discordを使っている方はこちらもご利用ください。

音声変換

変換するボイスを選びます。通常モードAIモードの2つがあり、通常モードでは「魔法の和音(幻想的な感じ)」「ミニオン」「女の子から男の子(男性ボイス)」の3つが試せます。

通常モード

AIモードはパッケージをダウンロード後に、下の画像のようになり、こちらも通常モード同様に3つのボイス(「優雅な少女」「男声」「幼い女の子」)から選択します。どのボイスを選んでも全く別人の声が聞こえてくるので、既に面白いです。AIモードは通常モードと比べ、喋ってから聞こえるまで多少ラグがあるかなという印象です。

AIモード

完了を押すと、チュートリアルが終わります。

チュートリアルが終われば、すぐに使えます

実際にボイスチェンジャーを適用して、ゲームをプレイする

チュートリアルが終われば、実際にもう使える状態です。

正直なところ、単に手っ取り早く声を変えたいっていうだけなら、チュートリアル通りに設定して、後は無料で使えるボイスを選択して、いつも通りゲームをプレイするだけです。

わずか5分以内に使い始められる」という説明が公式ページにありましたが、たしかにその通りで、とても簡単に使えました!

例として、Apexをプレイするまでに、どのように使うか手順を見ていきます。箇条書きにするとこんな感じです。

単にボイスチェンジだけしてプレイしたい場合

これだけ!

  • iMyFone MagicMicをインストール
  • iMyFone MagicMicを起動
  • iMyFone MagicMicの初期セットアップ(チュートリアル)
  • ボイスを選択
  • ゲームをプレイ

YouTube、Twitchなどでゲーム実況配信をしたい場合

YouTube、Twitchなどで配信サイトごとの設定の手間は増えますが、iMyFone MagicMicでやることはボイスをぽちぽちするだけなので、とても簡単です。

  • iMyFone MagicMicをインストール
  • iMyFone MagicMicを起動
  • iMyFone MagicMicの初期セットアップ(チュートリアル)
  • ボイスを選択
  • 配信サイトごとに設定(OBS Studioなど。マイクでiMyFone MagicMicを設定する)
  • ゲームをプレイ

OBS Studioの場合には、MagicMicが起動されていれば、マイク音声に表示されますので、こちらを適用します。

設定 > 音声 > グローバル音声デバイス > マイク音声

ただし、DiscordやVALORANTなど、アプリやゲーム内で、個別で設定が必要な場合もあります。ここでサポートされているのは、次の通りです。その他は基本的に難解な操作は無いので、MagicMicを起動していれば迷子にならないです。

  • Discord
  • ROBLOX
  • FORTNITE
  • VALORANT
  • Steam
  • Google Meet
マイク音声の設定で不明点があれば、使い方ガイドを参照

無料ボイスは、0時で、次のボイス5つにランダムで切り替わる

ボイスの種類について補足しますと、無料版の場合には、0時切り替えで、ランダムボイスが5つ使えます。ちなみに、ミニオンボイスもあるのですが、そちらもFreeになってました。計6つですね。

無料版の場合には、日替わりで5つのボイス

確かに、別日で確認したところ、期間限定で使えるボイスが変わっていました。シェアすると枠が一つ増えます。

切り替えまでの残り時間も表示されています
※ ここで小技というか、補足

  • 先に無料版では5つランダムで使えると述べましたが、切り替わる前のタイミングでキーバインドを追加しておけば、実質6以上のボイスが無料版で確保できます。
  • キーバインドはアプリを起動した状態で、そのキーを押下で、ボイスを切り替えることができるので便利です。ただし、ゲームプレイにキーバインドが干渉する場合もあるので、設定の際はご注意ください(例えば、ctrl+Sとか)。
  • また、既に設定済みのキーバインドを上書きしようとすると、「繰り返されたキーバインド ボイスボックス:【ボイスの種類】」とエラーが出て、設定できないので注意してください。ここだと、女声のキーバインドを削除した後で新しく設定という流れになります。
  • ちなみに、キーバインドは設定で有効にする必要があります。
Freeとついていませんが、キーバインドを事前に追加しておけば使えます
設定済みのキーバインドがある場合にはエラー
設定 > キーバインド設定。キーバインドを有効にしないと機能しません
  • さらに、SNSでシェアすれば、無料版の枠が一つ増えます!
  • ちなみに、シェアするSNSを選択した後、実際にシェアしたかどうか確認されるのですが、その時に本当に共有していなくても、枠は一つ増えます。無いとは思いますが、友人にこのソフトを使っていることを知られたくないとかいった場合には、実質的にシェアしなくとも枠を一つ増やせます良心的な仕様です。実際使いやすいソフトなので、ガンガンシェアしちゃいましょう!
ランダムで一つ増えました
Facebook、Pinterest、X(旧Twitter)でシェアします

無料版と有料版の違い

先に無料版のボイスの種類についてみましたが、有料版との違いを比較してみます。違いとしては大きく次の通りです。初見で見た感じと実際に使ってみて、無料版でも結構使い勝手が良い印象です。

  • 使えるボイスが5つか、全て使えるかどうか
  • 効果音、ボイスミーム、録音・ファイルの音声変換に制限あり
  • ボイススタジオが無料版だと使えない
  • 技術サポート、返金保証制度が有料版だとついてくる
無料版と有料版との違い

無料版で感じた限界について

実際にボイスチェンジャーを使いながらゲームをプレイして、諸々感じたことを書きます。ボイスチェンジャーを使い始めた段階では、これで簡単にYouTubeなどにもアップできるな!と意気込んで、実際に使っている様子を動画にしようと思ったのですが、いやちょっと待てよ、となりました。
手軽に使える一方で、やはりソフトという他力になる以上、深く追求しようとすると個々人の技術や改善も求められてきます。そもそも、ボイスチェンジはできても、声質やトーク内容を即座に変えることは難しいです。

手軽に始められるけど、多少コツが要る

確かに、これまで見てきた通り、無料版でも結構使えるし、「手っ取り早くボイスチェンジャー使いたい」「友人と一緒にプレイしたり、非公式な会議で使う」とかいう感じなら、十分有用です!
ただし、無料版でできることはあくまでも、設定がデフォルトのボイスが使えるだけです。自分好みにカスタマイズはできません。なので、それ以上を求める場合にはボイススタジオがあるのですが、有料版を使う必要があります!

ボイススタジオは有料版!

でも、無料版でも対応する方法はあります。これは、他にも解説している人がいるようですが、ボイストレーニングを行うことです。声質、声の出し方。これらを変えるだけでも、デフォルトボイスで全く違った聞こえ方になってきます。また、声を出せる環境でも変わると思います。例えば、声が響く環境であれば、周囲に配慮する必要性もあり、思うように声が出せない場合もあるでしょう。あとは、AIボイスですと、多少遅延(タイムラグ)が気になります。普段会話しているよりもハッキリ話すとか、マイクと他機材との距離感(ノイズキャンセリングがありますが)など工夫が必要です。

自分好みのボイスを使ってカスタマイズしたい場合には、ボイススタジオ!

他のソフトでもそうですが、深く追求したい場合、まずは自分好みのボイス、コンセプトに合った音声があるかが重要です。無料版の場合には、音量、ピッチ、音色を変えることもできないです。
ボイススタジオでは、3-EQ(低音、中音域、高音の調整)、コーラス(周波数)、遅延(エコー)などの設定ができますが、使用するには有料版が必要です。

自分好みのボイスを見つける→ボイスカスタムで理想の設定に近づける

iMyFone MagicMicの「ここが良い!」

手っ取り早く、気軽に始められる

チュートリアルで見たように、ボイスボックスからボイスを選択するだけですし、設定も複雑ではない(悪く捉えれば細かい設定はできない)ので、初心者でも簡単に始められます。実際に使い始めるまでに全然時間がかからないので(PCのスペックなどにもよりますが)、気になったらすぐに試せます。

公式リファレンス、サポートの充実

先に見たように、設定で不明な箇所があれば使用ガイドで確認できますし、Discordでもサポートを受けられます。その他はメールでの問い合わせになっています。

使用ガイド

問題や不明点は、こちらから問い合わせできますね。

メッセージセンターには、割引クーポン、使用上のヒントなどお得な情報が届いています。また、ユーザーガイドなど公式リファレンス、YouTubeなどでの機能紹介などが充実しており、問題を自分で解決しやすいです。

有料版にするなら、クーポンを忘れずにチェックしておきましょう

個人的には「製品アップデート」で簡単に更新できるのは嬉しいです。

ヘルプ > 製品製品アップデート

スマホでPC版を制御 MagicMic Controller

一応スマホでアプリをダウンロードすることで、PC版を制御することもできます。こちらは必要に応じて、適宜使用すれば良いと思います。

アプリ右下のスマホアイコンをクリック
MagicMic Controller

気になったところ

AIボイスの遅延やノイズ

通常モードの場合には、ほぼ違和感なく使用できたのですが、AIモードの場合には、多少遅延が気になります。また、ノイズキャンセリングを強化することもできますが、これにより若干遅延がプラスされるので、環境を工夫したり、多少の遅延は受け入れてノイズを調整するなど、プラスマイナスで考えた方が良いかもしれません。

多少中国語っぽく聞こえる?

ユーザーレビューで他の方も言っているのですが、ボイスの種類によっては、多少中国語っぽく聞こえます。とはいえ、200個以上の音声フィルターがあるので、ここは工夫次第ですね。バージョンアップで改善されることも期待します。

終わりに

さて、ここまで実際に「iMyFone MagicMic」を試してみました。手軽に使えて操作も簡単なので、初心者の方にもオススメです。
料金はこんな感じになってますね。今のところ永久ライセンスは22%OFFになってますが、10%OFFクーポンを使えば、6,282円になります。まずは、無料版を試してみて、お気に入りのボイスが見つかれば、ライセンスを検討すれば良いと思います!

料金表
今回紹介したAIボイスチェンジャー「iMyFone MagicMic

この記事の執筆者
ミラ

ミラ (異世界攻略班)
フロントエンド、バックエンドエンジニア。
PHP、Laravel、CodeIgniter、HTML/CSS、JavaScript、jQuery、Vue.js、Smarty、MySQL、Oracle、Go、Git、AWS。
『この世は異世界である』自由とは何かを求め模索する。

最近は、ウマ娘の楽曲を聴きながら執筆している。ライブが密かな楽しみ。

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Posted by 異世界攻略班