ads.txtについて知らなかった話
結論
詐欺の温床にならないように理解する。
googleアドセンス
コロナウイルス(COVID-19)の影響
googleアドセンス広告を設置する準備が整うと、グーグルからメールが届く。
現今、新型コロナウイルス(COVID-19)の影響で、対応に時間がかかる場合があると表示されている。自分としては、結構疑心暗鬼だったわけだ。果たして、本当に一つ一つのサイトをチェックしているのかと。
しかし、どうやら、杞憂だったか。
ネットで出ている情報や現に自分のサイトでも許可が降りたということは、確かに対応に時間がかかっている、ということなのだろう。
ads.txtって何?
さて、adsenseの許可が降りたら、すぐに広告が表示されるのか。
まず気になったのは、ads.txtについてだ。
ads.txtってなんだ…?
アズテキストというらしい。
なんで、アズテキストが気になったのか。もちろん、知らないということで以下のようなことが書いてあれば、まあ気になるよね。
要注意 – 収益に重大な影響が出ないよう、ads.txt ファイルの問題を修正してください。
要注意って書いてあって、収益に影響出ますよというわけ。
本当にそうなのか?だったら、設置した方がいいのかと思ってしまうという話。
広告詐欺を防ぐ
アドフラウド(広告費の不正搾取)
まず、目的は「広告詐欺を防ぐ」ということらしい。アドフラウド(詐欺)でググれば色々と出てくる。広告費の不正搾取といったことだろう。不正にクリック数を稼ぎ、不正に利益を得る。
なるほど、アドフラウドを防ぐということは分かったが、どうやってこのテキストファイルが機能しているのだろうか。
SSPとDSP間の証明書
SSP、DSP
まずSSPというものがあるが、これはSupply Side Platform(サプライサイドプラットフォーム)の略称。広告の収益化を最大にさせるツールとある。対して、DSPはDemand-Side Platform(ディマンドサイドプラットフォーム)は広告主側の広告効果を最大化させるもの。
どういうこと?
例えば、SSPが友人Aさんだとすると、自分はこの友人Aさんにads.txtというID、つまり証明書を渡しておいて代わりに自分のサイトの収益を最大化できないかお願いする。その要望を引き受けたSSPさんは、「了解任せてくれよ!」ってことで、適切な広告を探しに行く。
そこで出てくるのがDSP、友人Bとする。この友人Bは色々な広告を比較して、最も良さそうな条件のものをAさんに提供してくれる。もちろん、広告側の意向も反映させながら。「これかな?ってことで、IDを確認させてもらうぜ!」ということで、ads.txtの出番。IDが一致しているのかを確認して、本人のものなのかを証明するっていうわけだ。
ルートドメインに設置
ads.txtはルートドメインに設置する。記述の仕方も決まりがあるので、間違えると機能しない。この辺りは色々と記述の仕方が書いてあるので、調べた方が良さそう。
エックスサーバーとかだと、簡単に設置ができるようなので、その辺りも初めから分かってサーバーレンタルとかも考えられたら、本当は良いんだろうね。
404bot
調べる限りでは確かに詐欺を防ぐには良さそうって思うけど、やはりそれを温床にした詐欺を考え付くやつも出てくるわけだ。
ads.txt を悪用した詐欺、再び発生:その名も「 404bot 」
https://digiday.jp/publishers/ads-txt-404bot/(最終閲覧2020/04/15)
こういうのって結局いたちごっこになると思うけど、まあ良く仕組みを理解して使いたいってところ。
まとめ
まずは理解してから設置する。